味噌汁

昔ながらの日本の食事というと
ご飯とみそ汁、メインのおかずと漬物と和えものなどの一汁三菜を基本に考えて
ヘルシーで栄養バランスが良いものです。

今の私は仕事柄、外食が多いのですが、家でのんびり食べる素朴なごはんが好きです。

義母や母から受け継いできた家庭の味わいは、娘や息子に伝えるようにはしていますが、
汁ものには母の味が多くなってしまいます。
小さい頃から毎朝飲んでいた朝の味噌汁。
削りたての鰹だしたっぷりの味は朝の体に染みわたるおふくろの味のベストワンに輝く味。
味噌も母がずっと作っていたもので、米麹に麦が入っていて塩分は少なめだったせいか、
香ばしく旨味が深く色濃くて、アミノ酸たっぷりの味噌でした。

味噌汁の具は野菜がたっぷり入っていたり、豆腐やねぎだったり色々ですが、
母が毎日作ってくれた味噌汁は卵を落として半熟にしただけのシンプルなものでした。
この味は今でも大好きで、疲れたら飲みたくなる味噌汁です。
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半熟の卵に味噌汁の味がしみ込んでいて、本当に美味しい一杯です。
一方義母の味噌汁は忙しく働く私達の健康を考えた具沢山の味噌汁で深い愛情が詰まった一杯です。
崎山酒造廠が造る薬膳美ら味噌は、味噌が持つ歴史的な背景へ敬意と私が育った環境の中で培われてきた味噌に対する思いが詰まっています。