日本酒度③~番外:浮ひょう計~

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※前回の日本酒度の測定方法のつづきです。
よろしければ「日本酒度」から読んでみてください。

前回、「ふひょうけい」となるものが存在すると紹介させて頂きました。
そしてこれが!
KIMG1360-

これが「浮ひょう計(ふひょうけい)」という機器です。
アップにすると下はこんな感じで↓

KIMG1361-
丸く太っていて真ん中は空洞、
下の方には水銀が入っています。

上は細くなって目盛が。
KIMG1363-

この機器を使ってどうやって測定するかというと!
(こちらからは下手な絵で説明させて頂きます!)

fu1-1

まず前回同様測定したいろ液を120ml用意します。
これをメスシリンダーに入れて、15度まで冷やします。
(冷やし方は、冷蔵庫に入れたり、氷水で冷やしたり等)

15℃に冷やす理由としてあるのは、
測定時の温度によって日本酒度に差が出てしまうためだったり、
統一することで比較しやすいため
15℃で統一して量ります。

fu1-3

15℃になったろ液に浮ひょう計を優しく少し回転させて入れます。

するとどうでしょう!

fu1-4
目盛のところでプカプカと浮きます。
そして目盛の値を目で確認!
この時の値が、日本酒度数です。

この浮ひょう計…
清酒メータのボタンひとつで後は待つだけ!
に比べたら、、、たっ大変…!

世の中とともに醸造の世界もハイテクになったんだなー
と感じる分析方法です。