崎山の原酒 50度 「101号」と「黒糖酵母」の違いとは?

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崎山酒造廠のお酒の軸となる本来の味を飲んでみたい!

という方にオススメなのがこちらの「崎山の原酒 三日麹 50度」です。

お客さまにもよく「火がつくんじゃないのー?」とも聞かれますが

条件が揃えば燃えます(笑)

そんな高アルコール度数のお酒ですが

実は「泡盛」として世に出すなら、度数は45度以下と酒税法上で決まっており、

例えば、出来上がったお酒が46度とか47度とか1度でもオーバーしてしまうと

水割り(加水)して度数を45度以下に調整しないと泡盛としては認められず、

ラベルにも「琉球泡盛」としては表示ができないのです。

 

さて、では崎山の原酒はアルコール度数50度。。。

「45度をとうに越えてるじゃないかー!」という声が聞こえてきそうですが、

その通り。実は「泡盛」としては販売していないのです。

 

つくり(製造工程から原料に至るまで)は泡盛とまったく一緒ですが

度数が45度を越えているので、「泡盛」ではなく

スピリッツの部類(原料用アルコールという区分)として

お出ししております。

しかも、通常より早い段階で蒸留を切り上げ

高い度数の状態で仕上げますので、

通常とは違い、ある一定の条件があった時にしか仕込まない

ちょっとスペシャルなお酒なんですね~

また、崎山酒造廠ならではのこだわりの造りによって出来上がった、

「旨味たっぷりの泡盛」の良い所を余すことなく仕上げるための

工夫なんかも施しておりますので、本当に崎山酒造廠の蔵元本来の味

というものが堪能できます。

まさに「粋」と言っても過言ではないでしょうか。

 

次回は「101号酵母と黒糖酵母の違い」を説明します!