女将ブログ

パリに来ています。②

1月22日

黒田敏郎、須美子ご夫妻と共に、沖縄からのメンバーの皆さんとディナーへ

フランス料理を頂きました。

豚足のパン粉焼き (足テビチのフライのような… )柔らかで美味しかったです。

崎山はトリフのせ野菜の付け合わせが贅沢な魚のバター焼き

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ゆったりと食事をしながら過ごし、食文化の中に酒があるヨーロッパでは、

ディナーを大切な人たちとゆったりと、おしゃべりに講じながら楽しむフランス人

全てを良質に楽しむゆとりが感じられる、満杯のレストランでした。

2012年新年に寄せて

新しい年、辰年の2012年を迎えました。
旧年中は崎山酒造廠をお引き立て頂き誠にありがとうございました。

皆様におかれましてはどんな年の初めを迎えられましたでしょうか。
日本人は季節の節目を大切にしておりますが、やはり新年は清々しく、
一年のはじまりに希望が湧いてきます。

崎山酒造廠においても、昨年の不景気模様を吹き飛ばし、新たな気持ちで頑張っていこうと、社員共々心を一つにしているところでございます。

創業者「崎山オト」の思い、二代目起松と藤子の思いを造りに託すべく、

尚一層皆様に喜ばれる「泡盛」「もろみ酢」「薬膳味噌」を、
心を込めて造り頑張っていきたいと思っております。

崎山酒造廠のこだわりの商品たちと感謝をお届けできるよう頑張ってまいりますので、

今後ともよろしくお願い申し上げます。

パリに来ています。

1月21日

パリに来ています。

ヨーロッパ特有のどんよりな天気に、1月では、あまり寒くないとこちらの方々は話しておられましたが、かなり寒いです。

明日からのオフィシャルスケジュールまで時間がありましたので、ルーブル美術館へ。

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ドラクロワの原画を見たかったので、この出会いには感動しました。

今年一年の感謝を込めて

今年の世相を表す漢字に「絆」が選ばれました。

今年は東日本大震災という未曽有の自然災害が起こり、
それ以降の日本全体は多くの悲しみにくれました。
家族や友人といった身近でかけがえのない人たちとの結びつきを実感し、
「大切な絆」を考える事も多々ありました。

崎山酒造廠は琉球泡盛、もろみ酢、薬膳味噌の製造を通して、
多くの皆さまと関わらせて頂いております。

松藤を飲んで頂き「旨い」と言って下さる方がいる。
もろみ酢の効用を熱く語って下さる方がいる。
「薬膳味噌は大切な方に届けて下さいね。」と話して下さるお店の方がいる。

一人ひとりのお客様との絆で崎山酒造廠が今ここにあります。

今年も一年間頑張ってこれました事、感謝申し上げます。

ありがとうございました。
来年も尚一層、社員ともども一生懸命頑張っていきたいと思っております。
今後共よろしくお願い申し上げます。

崎山酒造廠 代表 崎山和章

      女将 崎山淳子

ISO維持審査が明日から始まります。

ISO9001:2008維持審査を明日に控えました。

管理責任者として、品質マネージメントシステムのプロセスを確認、管理する立場にありますが、

それぞれの立場で社員が頑張ってくれています。

マニュアルには、仕事の品質を高めるため、顧客満足を目的とした中で、
国際規格の要求事項に合致した品質管理を定めている。

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当初、ISOの取得を目指したのは、泡盛製造メーカーとして、もちろん品質管理に重きをおいたから。

製造メーカーは、作った商品をどう売るか、攻めの姿勢はもちろん大事だが、
常にきちんとした商品を生み出すための管理はもっと大切な姿勢であると思う。

2006年に取得以来、今年で維持審査も2回目を向かえるが、複雑に思えた文書等にも

普段の製品化までの経過、結果であること、不適合への事前防止、
事故防止対策など、継続的に改善する
システムが出来上がってきたように思う。

社員は自らが、プロセスの効果的な運用を目指して、必要な情報を取り入れ、頑張ってくれている。

秋の味覚 さんまの塩焼き

徳島に住んでいる友人からすだちが届き、これは「さんまがほしいね。」なんて話してるところ

岩手の友人から、新鮮なさんまが送られてきました。
何というタイミングでしょう。

さっそく、火曜日の週一ランチに。
せっかくの上物です。

ちゃんと丁寧に炭焼きに。

なーベーらの味噌汁
モヤシと豆腐のチャンプルー
白いごはん
さんまの塩焼き

炊きたてのご飯に脂ののった、秋刀魚をのせて

日本人で良かったと思える、贅沢な昼食。

カボスを送ってくれたマキちゃん
さんまを送ってくれた千葉ちゃん  ご馳走様。
ありがとうございました。

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恒例の試飲会

蔵内での試飲会はたんびに行っていますが、

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年に2回、すべてのタンク、甕などの試飲を行います。

タンクや甕ごとの管理がきちんと行われているか、

泡盛酵母や黒糖酵母の熟成の度合い、
黒麹菌の割合の違いによる香りや熟成の違いなどを確認する試飲です。

丹精込めて造った泡盛の育ちが何よりも楽しみな事は言うまでもありませんが、
造り手として、お客様に旨いと言われる泡盛を造り続けるために
いつも厳しい評価になってしまう事は当然です。

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うるま市エイサーまつり

9月に入りましたが、毎日暑い日が続いていますね。

この時期になりますと

沖縄では   ハーリー祭り
         海洋博公園 花火祭り
         オリオンビアフェスタ・・・・など

どこかしらで
楽しいまつりが。あるんです。

全国各地でも夏祭りが開催されていますが

皆さまはどこか地元の祭りにお出かけになりましたか?

前回紹介しました さんさ祭り 本当楽しかったです。

その時の紹介しました うるまのエイサー祭りが
今週開催されています。

9月3日(土) 4日(日)
うるま市与那城の運動公園にて

うるま市がエイサーの発祥の地であると聞いていますが、
まぼろし比嘉エイサー、石川エイサー、
勝連、与那城、各地の珍しいエイサーがご覧になれます。

本来は旧盆のウークイの日に踊られる伝統芸能ですが、
沖縄市が全島エイサー祭りなどを開催するようになってから
各地の祭りで賑やかに踊られるようになって来ました。

土用の鰻

うるま市安慶名にある
寿司 やましろに行ってきました。

098-973-1988
うるま市みどり町4-6-3番地

店主の山城さんは年に一度だけ、
江戸前の鰻をお客さんに食べてもらいたくて、
寿司をお休みして、鰻デーを3日間だけ行っています。

山城さんは、銀座の有名な某寿司屋で修業を重ねてこられた
根っからのこだわりやさんです。仕事を深く愛していて、料理人として
本当に誇りをもって寿司を握っているのです。本当に美味しい。

「鰻、今年もやりますよ」の声掛けに
待ちかねていた私達です。

ふっくらとした江戸前の鰻は、箸でスーとちぎれるほど軟らかく、
繊細な味わいの優しいタレと合わさって、
本当に美味しかったです。

江戸前のうなぎと関西の鰻では焼き方がちがいます。

関東では、江戸に武士が多くいたせいもあって、腹裂きは「切腹」に通じると言って、縁起を担ぐ昔の人は嫌っていました。
それで、関東では背を割く割き方が広まったそうです。

それに、関東では、鰻を一旦、ふっくらと蒸してから本焼きします。
その時、鰻は軟らかいので、身の崩れるのを防ぐため、竹串を5本差します。

関西では、割いた生の鰻に2本の串でも簡単にひっくり返せるので2本で済みます。
又何度も焼くので、身が引き締まって味わいがしっかりしています。

どちらの食文化も素晴らしく、鰻には、ステーキにはない凛としたご馳走を感じます。

沖縄、慰霊の日 平和への発信の日

今日は慰霊の日
沖縄戦から66年がたちました。

一般住民を含めた24万人が亡くなった戦争への慰霊を込めて
戦争を忘れずに、子供たちへ語り継ぎ、
平和を願う心を世界へ発信する日です。

私の祖父、亀一郎も40歳の時、
一般住民として、さいごの勤皇隊として召集されて 亡くなりました。

その時18歳だった母は、大黒柱を失った家族を養いながら
苦労を重ねて生きてきたのです。

それは、母に限らず、多くの沖縄県民が戦争体験者が
悲しみを心に秘めながら、強く生きて来たと思うのです。

母が強く生きてきたから、私が生まれて
こうして生きています。

今の平和な沖縄も
24万人の犠牲に成り立っています。

この平和は当たり前ではない。
私が生きている事も当たり前ではない。

平和を願う気持ち、
生きていることに感謝する気持ちを忘れないようにしなければ。
慰霊の日の新たな想い。

台風2号

沖縄の6月、目に青葉の頃
清々しい緑に夏の始まりを感じる季節です。

ところが、

猛烈な雨風を伴いながら、台風2号は
沖縄東海岸をなめるように通り過ぎました。

沖縄の山々や海沿いを走ると、目に飛び込んでくる木々の緑も
塩害で茶色に濁り、まるでちょっとした火事の後です。

最近では珍しくなった、停電も各地で頻発したようです。

夜の丁度台風の最中、実家の母に電話をすると
暗い中で、ロウソクをともしながら、父とふたりでご飯を食べているという。

「大丈夫?」と聞くと

「だいじょうぶさぁ~」
「東北の大震災を思えば、これくらいはなんでもないさぁ~」

家がちゃんとあって
家族で食事が出来る。

こんな幸せなことはないと言葉が続いた。

いつ起こるとも知れぬ大地震に比べたら、
台風の進路は、ある程度の想定が可能である。

美しい自然に癒されながらも、沖縄では常に台風の

自然災害の脅威に、対処するかのように、

コンクリートの住宅に変化してきた歴史があります。

國吉清尚さんの事

沖縄県立美術館へ國吉清尚展 -土と炎に活きた魂の軌跡- へ行ってきました。

生前の國吉さんにはお世話になりました。

ひょいと蔵へ訪ねて来られて、一升瓶の松藤を大量に買って頂いたものです。

今でも、お客様から「生前、国吉さんから一升瓶もらったから、松藤が好きになったよ」とお話を伺う事もあります。

蔵での国吉さんは、芸術家と呼ぶには(失礼ですみません。)

飾り気がなく、自然体で、優しくて強くて、

蒸留したての50度に近い泡盛のような濃くてふっくらとした方でした。

彼の人生が詰まった作品への想いに、生前の彼を重ねながら

展示されている芸術作品のひとつ、ひとつをゆっくり見ていたいと思いました。

あれだけの作品をよくぞ、集合させてくれました。

関係者の皆様に感謝申し上げます。

感謝