女将ブログ

ウムイウタ 素敵な女性 cojaco さん

台風になってしまいました。

またぁ~・・・台風対策?なんていやだなと思っていましたら

台風の恵みかしら・・・・

コザビアフェスタが延期になったので、そのステージで出演予定だったcojacoさんと

映像プロデューサーで新風の代表 宮城 薫さんが崎山酒造廠をたずねてくれました。

ちなみにコザビアフェスタ延期開催日は9月11日(土)、9月12日(日)を予定。

ちなみに、cojacoさんは

新宿アルタビジョン・銀座アルタビジョン・立川アイビジョンに「ウムイウタ」が採用されて
沖縄より本土の方で活躍中です。

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沖縄でのソロライブはほとんど行いませんが、
さんしん、バイオリン、ギターの音色にのせて
素敵な癒しの歌声が聞けるそうです。

9月21日に(火)
ライブハウス MOD’S/北谷町美浜
098-936-5708

このCDに入っているどの歌も良かったけれど、
沖縄の歌「てぃんさぐの花」が心に深く浸透していくようで
母の事を思い出しました。

同時に娘の事を考えました。
私は、母が私をいつも考えてくれたように
娘に接してきただろうか?
愛情深く、慈しみ心の深いところで
包んできただろうか?

ウムイウタは聴いていて、自分自身の癒しにもなりますが、
周りにも「愛情一本」配れそうです。

umuiuta

誇りある造りの現場

沖縄県内には47の酒造所があるが、
酒造所の朝は早く夜遅くまで続く厳しい仕事ながら、
どの蔵の職人たちも、この歴史と伝統ある泡盛造りに誇りをもって働いている。

泡盛に欠かせない黒麹菌(くろこうじきん)は毎日の気温や湿度にも、微妙に変化し、
季節ごとの仕事も少しずつ変わるため、

職人は感性を研ぎ澄ましながら、麹造りや仕込みと向きあい、
自然に逆らわずに、愚直に仕事を続けることが要求される。

わが社代表の崎山も、高校卒業後、
全国の酒蔵の子弟が学ぶ東京農業大学で醸造学を専攻した。

卒業後も一旦着沖後、東京北区王子にあった醸造試験場で学んだ。
(現在は広島県西条市に移転)

沖縄へ戻り、意気揚々と泡盛造りの現場に入ったものの、
毎日が熟練したコウジサー(杜氏)に教わるばかりの日々だったと回顧する。

その時の挫折感こそが泡盛造りへの冷静な目を養い、戻るべき基本になっていると話す。

それは、ひたすら、実践と現場を見る力、感じる力を優先しながら
現場とのコミュニケーションを大事にしていることに表れている。

それがチームワークを大切にする崎山酒造廠のより良き社風につながっていると思う。

琉球の先人たちから受け継がれた伝統の造りにこだわりながらも、
若い職人たちとの現場は「探求心」に燃え、造りを進化させ続けている。

それは、とりもなおさず、代表の「失敗してもいいからやってみようよ」と話す
おおらかさと、柔軟に対応できる若い職人たちの現場が活気であふれているからである。

働く職人たちの一生懸命で丁寧な仕事が、旨(うま)い泡盛「松藤」を生み出している。

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琉球泡盛は約600年の歴史の中で、先人たちが常に「造りの現場」で創意工夫を凝らし、
日本最古で独自の蒸留酒文化を育(はぐく)んできた。
それは絶え間ない好奇心の中で実践の数々が形あるものになり、
誇りをもって愚直に継承されてきたからにほかならない。

ワイン業界を牽引される梅田悦男氏が来られる。

医学博士、赤坂三王クリニック院長という肩書きをお持ちになりながら、
ワインに関する著書を多数著しておられる
梅田悦生先生が台風の真っ最中に沖縄へ来られました。

友人で歯医者でもあり、私のワインの先生比嘉なつみさんのご案内で
海洋博をごらんになられた後、
崎山酒造廠を見学に来てくださったのです。

レコール・デュ・ヴァンの創立者で、
スクールで育て上げた受講生は5000人を超えるという梅田元校長先生。

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ワインの世界を知り尽くしておられる氏の工場見学に
私の胸はときめき、緊張でどきどきでしたが
ご家族との穏やかな風貌と自然体の姿勢に
お迎えから、わずか2時間ばかりでしたが
素敵な時間を共に過ごした事に感動を覚えました。

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ご試飲の松藤に「これは美味しい」と言ってくださったひと言が何より嬉しくてたまりません。

工場内の様々なエコ活動に関心をお持ちのご様子で、
このまま温暖化が進み、地球の環境をとても危惧していらっしゃるご様子でした。

台風の風に乗って来られるなんて、
飛行機の燃料を減量化しながら・・・
まるでエコ活動を推進していらっしゃるようです。

今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

泡盛松藤特製ソーミンチャンプルー

今日は誰でも簡単にできるソーミンチャンプルーの松藤秘伝レシピを
教えちゃいます。

材料(2~3人前)
・ソーミン 3束
・ツナ缶(小) 1個
・ネギ(わけぎ) 3~5本
・松藤仕込こーれーぐーす

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たったこれだけ。

まず最初にネギは小口に刻んで、次にいきなり松藤秘伝の奥義、
『こーれーぐーす』の登場。
大さじ一杯をツナ缶に入れ、良く混ぜておきます。

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ここからは手早さが勝負。

お湯が沸騰したところでソーミンをぱらぱら。
箸でほぐし混ぜながら約1分。
すぐにザルにこぼし、ボール1杯の冷水をざっとかけ
よく水分を切ります。

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茹で上がったソーミンをボールにあけ、準備しておいたネギと松藤特製
こーれーぐーす入りツナ缶をよく絡ませれば完成。

塩分はツナ缶で充分ですが、お好みで塩を加えるもよし、
ナムプラーをひと振りすれば、沖縄料理とは一味違った
エスニックな味も楽しめます。

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こーれーぐーすの語源は諸説ありますが、島唐辛子は別名『高麗草』。
それが沖縄方言となって『こーれーぐーす』となったと言われていますが
定かではありません。
食卓では地味な存在ですが、必要なところで確実にしっかりと活躍してくれる
なくてはならない存在です。

『松藤特製こーれーぐーす』は泡盛職人たちが丹精込めて仕込んだ
泡盛松藤に、これまた特製のもろみ酢とヨモギをブレンド。
一段と深みのある味わいに仕上がっています。

創業者は女性 オトおばあさん

崎山酒造廠(しゅぞうしょう)の創業者は女性で明治12年生まれの比嘉オトである。
オトは23歳で崎山家へ嫁ぎ、3人の子をもうけ、病弱であった夫を助けながら、
実家の家業であった、造り酒屋を始めたのである。
(実家は現在の㈱比嘉酒造まさひろである)

オトは、当時としては珍しい自立した考え方と明るさを兼ね備えた、
面倒見の良いしっかり者であったという。

オトは56歳でこの世を去るまで、蔵で麹に触れていたという、逸話が残されている。
オトの泡盛に対する深い情熱と伝統の造りは今も脈々と受け継がれている。

2代目起松は母の後を継ぎ、藤子と結婚した。
起松は明治の男にありがちな、頑固一徹な男であったが、
夫婦二人の思いを込めて二人の名を冠した「松藤(まつふじ)」という商標を残している。

女性の地位の低かった昭和初期に夫婦の名前を一文字ずつ入れて
商標名にしたのは珍しく、誇らしい。
「松藤」を大切に守り、育てていきたいと思っている。

私は47歳で公務員をやめて泡盛のことも、
会社の経営のこともわからない一からの出発でした。
当時は社員にも随分迷惑をかけたと思う。
ただ義母光子はおおらかな女性で、その支えと教えがあったからこそ、今に至っている。

那覇市首里、金武町伊芸と場所を超えて、時を超えて造られ続けた「泡盛、松藤」。
明治38年、創業者崎山オトによって、誕生した崎山酒造廠は、今年105年目を迎える。
激動の20世紀を乗り切り、陰となり日向になり、
支え続けた女性たちの粒粒辛苦の結晶でもある。

飲んで頂いているお客様への感謝を忘れず、オトが生涯をかけて造り続けた泡盛への思いと
苦労を忘れることなく、しっかり受け継いでいきたいと思っている。

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