女将ブログ

岡山県蔵敷市 平翠軒

珍しく岡山県への出張があったので、

前々からずっと行きたいと思っていた岡山県倉敷市にある「平翠軒」に行ってきました。

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観光客が訪れる場所、本町の静かな通りの中に、ひっそりと、そしてど~んとそこはありました。

小さな入り口からは想像も出来ないほど、店主森田さんが集められた商品が所狭しと、並べられています。

一歩づつ、手書きの商品説明を読みながら進んでいくと、自分が食べ物を販売している商店にいることを忘れさせます。

一枚一枚手書きのそれは愛情が込められていて、主張せずとも凛としています。

これとこれは酒の肴にとか、

これはパスタにかけるだけで絶品メニュー。

これでぜんざいを作るとおいしい、

これは夜中にオリンピックを見ながら食べてもヘルシーで旨いななど、

心の中で家族の団らんや家庭の空間を勝手に想像してしまいます。

美味しいものはどこにでもあるけれど、
体にやさしく、美味しいとなると、
なおさら、食の感性と共に五感に響いてきます。

倉敷という街並みと共に「平翠軒」の
ゆっくりと流れる時間の中で、
おいしいものを創造と共に満喫した時間でもありました。

最上のアイスミルクコーヒー

岩手県岩泉町、標高700メートル以上もある山の広大な敷地に「中堂牧場」はあります。

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ここの牛たちは、一年を通して、管理されることなく、自然のままにストレスなく暮らしています。

毎日山の斜面を駈けまわり、自生する野芝や木の葉を自由気ままに食べながら、のんびり暮らしているのです。

そんな健康な牛たちから絞られたミルクが送られてきました。

早速そのまま、いただくと、今まで飲んだことのないさわやかで旨みのあるミルクです。

社員たちにも飲んでもらいたくて、アイスミルクコーヒーにしました。

ミルクは苦手でという、社員もえぇー私ミルクは苦手なので、イイです。

本当に美味しいから、飲んでみての一言に、「びっくりするほど美味しい」とひとこと。

サラダのようなやさしいみるくの味でした。

母の味、味噌汁

日本の家庭料理はごはんとみそ汁、

メインのおかずと漬物と和えものなどの一汁三菜。

基本のこんだてを考え、栄養バランスが良いものです。

仕事柄、お付き合いは多く外食はつきものですが、なるべく家で作ったごはんをと思っています。

母から受け継いできた家庭の味と義母から教えてもらった味は、私のものになり娘に伝えるようにはしていますが、 

汁ものには母の味が多くなってしまいます。

ひとつには、小さい頃から毎朝飲んでいた朝の味噌汁、鰹だしの濃い味に、味噌がたっぷり入った濃いめの味噌汁。

味噌から家庭で作っていたもので、米麹に麦が入っていて塩分は少なめだったせいか、決して辛くはありません。

味噌のアミノ酸がたっぷり入った、香ばしい栄養たっぷりの味噌汁でした。

葉野菜がたっぷり入っていたり、豆腐やねぎだったり、味噌汁の具は色々でしたが、

鰹だしの濃い味噌汁に生卵を落としただけのシンプルな味噌汁だけれど、

疲れたら飲みたくなる味噌汁です。

半熟の卵に味噌汁の味がしみ込んでいて、本当に美味しい一杯です。

味噌汁の具が何もない時に試してみて下さいませ。

ムンクの「叫び」ならぬ、甕の「叫び」

ムンクの「叫び」の絵は、自然の叫びに人間が怖れおののき

耳をふさいでいると言われている。

琉球大学教授の大城学さんは

泡盛の甕を自宅の地下蔵でいくつも所有しておられるが、

たまに地下蔵から、甕の叫びが聞こえてくると言うのです。

地下蔵へおりて耳を傾けると、甕は「呑んでほしい」「呑んでほしい」という

叫びに益々聞こえてくるので、

とっくりに移して晩酌にあずかることになるわけ。

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この甕の叫び、

泡盛が甕の中で、泡盛と甕が対話し、熟成しながら、大地との波動を呼び起こし

香りと共に大城教授に届けているに違いない。