製造日誌

ゴールデンウィーク③

晴れの日が続いているG.W、みなさんいかがお過ごしですか?子育て世代の方はそろそろ体力の限界を体で感じている頃かと…(私もその中の一人^^;)そんなG.W初日、崎山酒造では社員とその家族みんなでペンションを借りてのBBQ大会がありました  01 02
日々の疲れを癒し、ゆっくりとした時間を過ごせました^^子供達はテンションMAXで走り回りサッカーやキャッチボール、バドミントンなど大人達も混じって汗をかきましたよ!

料理も最高!!美味しく頂きました^^

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夜にはなんとサプライズで誕生日ケーキ!!

06  これは不意打ちで感動してしまいました(;;)協力してくれた皆さんありがとうございました!!

 

こんな素晴らしい場所をご好意で貸して頂いたお得意様、この会を企画してくれた社長、専務。朝から準備から片付けまでしてくれたスタッフ。とても感謝です!!

みんなで協力し合って子供達にもいい思い出ができたんじゃないかと思いましたよ!

これからもこのチームワークを活かしてお客様の為にうまい泡盛を造っていきたいです!!

 

 

顔違い②~後日~

先々週のブログで紹介させてもらった顔違いのもろみ達なのですが、

数日後はこのようになっていました…!

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全く違う顔ですΣ(゜д゜ノ)ノ!
このように日々変化していくもろみの姿を見て、
生長しているな、生き物だなと感じます…

 

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崎山酒造廠では、工場見学も行っています。
仕込みタンクのもろみの見学も可能です。
見学無料です。お待ちしています。

濾過

今回は、濾過についてブログを書いていきます。

以前のブログ 割水② に書きましたが、貯蔵期間を終えたお酒を割水する(お水を加えて、アルコール度数を調整する)とお酒に含まれる油性成分と反応し、↓下の写真のように白く濁ってしまいます。

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この余分な油性成分などを濾過すると、↓の写真のように、きれいに透き通ったお酒になるんです。

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濾過の工程で重要なのは、味と香りのバランスです。濾過をかけすぎると、淡麗でさっぱりした味わいに。それとは逆に、濾過がすくないと コク深くどっしりとした濃醇タイプの味わいになります。

 

顔違い

 

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突然ですが問題です!
↑の写真、右も左もどちらも同じもろみだと思いますか?それとも違うもろみ?

 

正解は…違うもろみです!
仕込んだ日は同じで、仕込んだタンクが違います。
なので生まれた日は同じ子たち。

同じ日に仕込んであるので生長も一緒なのでは?
と思ったりするのですが、
よーーーく見ると、泡の違い(出る頻度・大きさ・数)や色の違いなどがあり、
タンク一つずつ様子(私は顔と呼んでいます)が違います。

それぞれの仕込みタンクの様子(顔)を見る攪拌前の作業は、
なんだか人と挨拶するときと同じような感覚になります。

 

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崎山酒造廠では、工場見学も行っています。
その際、仕込みタンクのもろみ達の顔も見てみて下さい。
見学無料です。お待ちしています。

 

あわもりこうじくん

琉球泡盛と琉球料理の世界無形文化遺産登録を目指す、登録推進キャラクターの
「あわもりこうじくん」です!

 

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頭には泡盛造りで使う黒麹(こうじ)菌の胞子があって、胸元には泡盛の「 A 」が
描かれていて、体には赤瓦の色が入っています。

「 A 」には、沖縄県民も一緒に登録を目指してほしいと
「All Okinawa」の期待も込められています。

県民以外の方々も琉球泡盛、琉球料理の登録を支援して下さることを願っています。
応援宜しくお願い致します!

 

冬の対策。

はやくも3月に突入!!

桜の開花が発表され、春の訪れを感じる今日この頃・・・

 

・・・・・・ですが、季節を少し戻して冬のお話です。

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気温が冷え込む時期は、普段以上に麹の温度管理に気を配らなければなりません。

気温が低いと麹の発育が遅れたり、破精こみ具合にバラつきがでたりなど、麹造りにとても影響してきます。

麹が快適に育つように、三角棚周辺をカーテンで囲って寒さ対策をしています。

 

 

2015年 初蒸留。

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年が明け2015年 初めての蒸留。

垂れ始めの華やな香りが工場一杯にひろがります。

今年もより良い、美味い泡盛を目指して頑張っていこうと身が引き締まるおもいです。

2015年 初蒸し。

 

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2015年 最初の蒸し。

新しい年を迎え、今年初めての蒸しは、自然と気持ちが高揚し心が踊ります。

年末年始を挟んだ、ほんの数週間ぶりだけど、お米を蒸す香りがとても久しく懐かしい感じがします。

 
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コスモス祭りから一週間。。

コスモスで覆いつくされていた田んぼが・・・・

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来年も満開のコスモスを楽しみにしています \ (^o^) /

 

割水②

先日書いたブログ 割水① の続き。。

前回は、崎山酒造廠では割水を行う際は こだわりの”お水”を使用しているってことを書きました。今回は、実際に割水を行うとどうなるか?って事を書いていきます。

↓下の写真は割水を行う前の写真です。

お酒が入ってるのかもわからなくらいクリアーですよね。

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それが、徐々にお水を加えて割水を行うと・・・

 

 

こんな感じになります!!

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高いアルコール度数(44%)のお酒に水を加えてアルコールを調整していくと、お酒が徐々に白く濁っていきます。そして最終的には、↑上の写真のように完全に白濁します。

それは、お酒に含まれる油性成分とお水が反応してるからなんです。

 

透明度が全然違いますよね!

 

 

 

割水①

貯蔵期間を終えると、次は割水を行っていきます。

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割水とは、貯蔵したお酒に水を加えて、アルコール度数を調整していくことです。

ここで重要なのは、アルコール度数だけでなく、味や香り、お酒全体のバランスも調整していきます。44度の泡盛を一般的な度数30度まで割水していくと、水がお酒全体の約30%も入るんですよ!だから割水を行う、”水”というのはとても重要で酒質にも影響してくるんです。

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そこで私達、崎山酒造廠では、割水を行う水は こだわりのお水をしようしてます。工場裏手の恩納岳から流れる山清水(そのお水は沖縄で珍しい軟水)を使用している為、まろやかでコクのあるやさしい味わいになるんです。

 

世界遺産シンポジウム

「黒麹菌・食文化圏における琉球泡盛を世界無形文化遺産登録に!」という事で先週日曜日に行われたシンポジウムへ行って来ました!

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基調講演されたのは、琉球大学客員教授・東京農業大学名誉教授、小泉武夫先生。醸造学・発酵学・食文化論を専攻し、色々な分野で活躍されている先生です!

 

講演では、黒麹菌の特徴やそれを使ったお酒、泡盛や琉球料理が世界的に注目されている。これは世界無形文化遺産に登録すべきだ!と熱く語ってくださいました!

その熱い想いに対して僕らメーカー側はなにをすべきか…

 

やはりまず県民にもっと泡盛を知ってもらう。実際どうやって泡盛はできているのか、黒麹菌って何?などわかる人は少ないと思います。それを色々な場面でわかりやすくし、知ってもらう事で県全体で盛り上げ世界無形文化遺産登録に少しでもつながるんじゃないかとおもいました。

僕らも少しでも多くの方に知ってもらえるよう日々努力していきたいです(^^)

 

種モロミ

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6仕込み中発酵しアルコールを作るのに重要な役割する、種モロミ。

最近は気温の変化も激しく管理するのに難しい季節になってきました。とてもデリケートな種モロミは外気で温度が左右される為、暖房やクーラーをつけたり、さらに気温の低いときは毛布もかけたりして調整していますよ!

まるで我が子のように…ですね(^^)

これでいつも美味しい泡盛ができるんです♪