二つの常圧蒸留機。

かなり前の話なんですが・・・ 2014年6月1日のブログ に書いた、崎山酒造廠には二つの常圧蒸留機があります。って話のことです。

ブログの蒸留シリーズに色々書いたように、蒸留は酒質に香りや味わいの影響を与えるとても重要な工程です。例えば、蒸留機本体の形、容量、わたりの大きさ、長さ、そして吹き込み蒸気の量などなど。。

そこで崎山酒造廠では、二つの蒸留機を造りたい酒質によって使いわけているんです!

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小さな蒸留機では、芳醇な香りで、濃厚で深みのある味わいを出すときに使用するのが蒸留機1号!
主に101酵母や特別なお酒(蒸留仕立てや原酒・・・)の時に使用しています。下↓

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写真の左側、大きな蒸留機では、華やかな香り、風味良く、やわらかくやさしい味わいになります。主に赤の松藤(黒糖酵母仕込み)や、ちゅらひかり(吟香酵母仕込み)など特徴的な香りを出すときに使用するのが蒸留機2号! 下↓

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従来の松藤と香りが特徴的な赤の松藤を飲み比べてみるのも楽しいですよ。