琉球泡盛とは

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琉球泡盛ってどんな酒?

沖縄の地で生まれ育ったお酒「泡盛」は、香りよく味わい深く、個性的でありながらどっか人懐っこい魅力的なお酒です。「麹菌は黒麹菌のみを使う」「原料の米すべてを麹にする全麹仕込み」「もろみ仕込みは一回のみ」「単式蒸留酒で一回の蒸留」。これら4つの特徴を受け継ぎ600年変わらぬ製法が、泡盛ならではの香りと芳香な味わいを醸し出し、熟成の素を生み出しているのです。
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  • 日本最古の蒸留酒「泡盛」
    泡盛の起源は、東南アジアルート、中国・福建ルートなど諸説あり、時代は琉球王国が東南アジア諸国と活発な交易で繁栄していた15世紀頃にさかのぼります。タイのアユタヤ王朝との貿易交流の中でもたらされた蒸留製法がそれぞれの国独自の発展を遂げ、アユタヤでは「ラオ・ロン」、琉球では「泡盛」として誕生したというのが一般的です。やがてその技術が薩摩(鹿児島)に伝わり、泡盛と同じ蒸留酒である焼酎のルーツになったとされています。
  • 琉球王朝時代からの特産品
    琉球王朝時代、泡盛は王府の徹底した管理下におかれ首里三箇と呼ばれる「赤田」「崎山」「鳥堀」の3つの地域でのみ製造を許された貴重なものでした。「朝鮮王朝実録」には、城の酒蔵に集められ熟成された泡盛古酒は、中国から遣わされる冊封士のもてなしや、薩摩藩・徳川幕府への献上品として使われた記述が残っています。また、欧米艦隊がしばしば琉球を訪れた際の歴史文献においても泡盛は高い評価を受けており、外交に欠かせない琉球の特産品だったことがうかがえます。
  • 沖縄独自の「黒麹菌」の技術
    泡盛の定義は、「麹菌は黒麹菌のみを使う」「原料の米すべてを麹にする全麹仕込み」「もろみ仕込みは一回のみ」「単式蒸留酒で一回の蒸留」の4つ。蒸した米を黒麹菌によて全麹にした後、その全量を一度に仕込んで一回だけ蒸留する。600年変わらない伝統の製法です。アルコールや糖分など、その他の添加物を一切加えない100%の天然醸造ですので、水で割っても味がぶれず、柔らかくコクがあり、酔いざめの良い健康酒として定評があります。
  • 泡盛と「焼酎」の関係
    「酒は百薬の長」。特に泡盛は昔から江戸の町人に薬用酒として喜ばれ、珍重されてきました。沖縄でもうっ血や傷の消毒、解熱剤として用いられており、家庭に欠かせない常備薬でした。糖分やアミノ酸を含まない泡盛は、清酒やビールなどの醸造酒に比べカロリーの低しお酒であるのが大きな特徴です。研究によると脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる血栓症を防ぐ血栓溶解濃度が他のお酒より高く、赤ワインの1.5倍の効果を発揮するといわれています。

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