ANA「翼の王国 April 2016 No.562」にご掲載頂きました。
翼の王国(国内線版)は、「旅」をテーマに、国内および海外各地の文化・自然・食物・人々の暮らしなどを美しいビジュアルで紹介しているANAグループの機内誌です。
今回は、沖縄発酵をテーマに当蔵を取材頂きました。
表紙絵は、画家の堀越千秋さん。
沖縄の焼物「荒ヤチ」を描いた作品です。
沖縄では焼物のことを「やちむん」と呼び、うわぐすり(釉薬)をかけずに焼いたものが荒ヤチです。泡盛の貯蔵は、主にこの荒ヤチを酒甕(サキガーミ)とします。
瓶でも古酒として熟成するのですが、甕に含まれるミネラルが化学変化をより促進させてくれるのです。
堀越千秋さんのメッセージの中で
何と言ったかな。焼酎注ぎ。
買って家で使っているが、美しい
「可愛い!」と言って皆が欲しがるが、あげない(笑)。
とありましたが、これはサキチューカー(お酒用の土瓶)かカラカラ(酒器)のことでしょう。実用に即した美しい姿をしています。
沖縄のもの、時間の流れは、都会とは違う。
そういうことを堀越千秋さんはおっしゃっています。
都会のものとは違った、沖縄独自の発酵食品の数々が紹介されておりますので、ぜひご一読頂ければと思います。