ムンクの「叫び」の絵は、自然の叫びに人間が怖れおののき
耳をふさいでいると言われている。
琉球大学教授の大城学さんは
泡盛の甕を自宅の地下蔵でいくつも所有しておられるが、
たまに地下蔵から、甕の叫びが聞こえてくると言うのです。
地下蔵へおりて耳を傾けると、甕は「呑んでほしい」「呑んでほしい」という
叫びに益々聞こえてくるので、
とっくりに移して晩酌にあずかることになるわけ。
この甕の叫び、
泡盛が甕の中で、泡盛と甕が対話し、熟成しながら、大地との波動を呼び起こし
香りと共に大城教授に届けているに違いない。