崎山酒造廠の泡盛蔵のある金武町伊芸は裏手の山々から流れる
豊かな水に恵まれ、沖縄本島ではあまり見られない稲作が盛んな地域だ。
四季折々の田園風景は本当に美しくきらきらと薄く水の張られた田んぼに
小さな苗が整然と並んだかと思うと、あっという間に緑色で埋め尽くされ、
金色の稲穂が実り輝き始める。
収穫後の土色には農家の方々の充実感がずっしりと漂う。
春先の田んぼはまるで女子会のように、一面とコスモスの花で
ピンクや赤が風に揺れグラデーションが美しく大勢の家族連れでにぎわいを見せる。
蔵人が泡盛への情熱を傾け、日々探求している姿、米の蒸しから麹造り、
仕込み、蒸留、熟成までを通して大切に造り上げていく光景も、
一年を通して日々変化する細やかな季節感に似ている。
全ては泡盛の旨さを最大限に引き出す取り組みだ。
私たちは地域の酒蔵として、身近な美しい自然と向き合い、
地域に暮らす人々とのより良い関係を高めていきたいと願う。
長年取り組んできた製造での電力の使用量や重油やCO2の削減を
含めた地域環境問題、米洗浄時のとぎ汁、蒸留かすなどの浄化対策は
重要課題として、効果的な方法に取り組みつつ常に気を配り、
これからも変わらずに信頼を積み重ねていかなければならない。
今年も春を祝うように咲き始めたコスモスが満開の時期を迎えました。
花畑をぜひ見に来てください。
琉球新報記事より
夏至をすぎ、沖縄は梅雨が明けて太陽が煌めいています。
日差しの強さも然る事ながら南風も吹き込み、小蔭で涼む日々です。
この南風をカーチーベー(夏至南風)と呼び、海も空も眩しい、夏の到来をつげます。
伊芸の地では、南風にたなびく稲穂が大地を鮮やかな緑色に染め上げています。
これから夏、本番。
賑やかに響いている蝉の声のように、元気いっぱいに過ごしてまいりたいものです。
沖縄伊芸は、大地に潤いが増してくる「うりずん」の季節になりました。
新芽が色鮮やかな恩納岳に、広がる青い海。
温かな日が続き、心地よい風にのって、
たくさんの鳥たちのさえずりが聞こえてきます。
ささやかながら蔵を訪れてくれる人々を
花の彩りを添えておもてなし出来ればと、
私たちも春のお花を植えています。
今後もできるだけ皆様とお話しをしながら、
泡盛の歴史や文化、それぞれのお酒の美味しい飲み方なども
紹介していきたいと思っています。
酒造見学の後には古酒の試飲もできますので、
こちらもどうぞお楽しみになさってください。
今年我が家の庭先には沢山のサガリバナが咲いてます。
今年は雨が多く湿度が高い日々が続いていたせいでしょうか、
川沿いや湿地帯に群生するサガリバナには住心地の良い環境だったのでしょう。
藤の花のように垂れ下がって咲くので、通称サワフジと呼ばれ香りが広範囲にまで広がり、
夕方から夜半にかけて香水を振りまいたかのような香りが庭全体に立ち込めます。
サガリバナは夕方から夜中にかけて花が開いて、朝には散ってしまいますが、何故だか花言葉は『幸運が訪れる』
めったに観る事が出来ないからでしょうか。
夜中にひっそりと咲くなんて、ちょっぴり悲しい気もしますが、
人の目に触れることは少なくても一生懸命咲いてる花びらの一枚一枚が
可憐で愛おしくなります。
那覇市安里にあります「ロイヤルオリオン」で毎月行われる
旬の食材と泡盛を楽しむ会・・・
6月25日の今回は松藤を飲んでいただく会です。
35名の泡盛を愛するお客様に松藤の歴史、こだわりの造り、
薬膳味噌の原料からの話
新商品のスパークリング梅酒、松藤の熟成古酒を紹介しながらじっくりと飲んでいただく会です。
おいしいお料理と共に、松藤、素敵な皆様と・・・楽しかった。
少人数で座ってゆっくり・・・大きなパーティよりやっぱりいいですね。
食前酒:スパークリン梅酒 3種
食中酒:30度3年古酒
5年古酒や8年古酒など熟成古酒も香りが高く、久しぶりに古酒を堪能しました。
参加していただいたお客様にもすごく満足していただき本当にうれしかったです。
やっぱり古酒はいいですね。
ちなみに料理長には薬膳味噌を使ったお料理も特別に作っていただいたのです。
1苦瓜とミミガーの薬膳味噌和え
2豚肉の中身・・薬膳味噌煮込み
3ナスの薬膳味噌田楽
4味噌汁
その他のお料理もとてもおいしかったです。