昔ながらの日本の食事というと
ご飯とみそ汁、メインのおかずと漬物と和えものなどの一汁三菜を基本に考えて
ヘルシーで栄養バランスが良いものです。
今の私は仕事柄、外食が多いのですが、家でのんびり食べる素朴なごはんが好きです。
義母や母から受け継いできた家庭の味わいは、娘や息子に伝えるようにはしていますが、
汁ものには母の味が多くなってしまいます。
小さい頃から毎朝飲んでいた朝の味噌汁。
削りたての鰹だしたっぷりの味は朝の体に染みわたるおふくろの味のベストワンに輝く味。
味噌も母がずっと作っていたもので、米麹に麦が入っていて塩分は少なめだったせいか、
香ばしく旨味が深く色濃くて、アミノ酸たっぷりの味噌でした。
味噌汁の具は野菜がたっぷり入っていたり、豆腐やねぎだったり色々ですが、
母が毎日作ってくれた味噌汁は卵を落として半熟にしただけのシンプルなものでした。
この味は今でも大好きで、疲れたら飲みたくなる味噌汁です。
半熟の卵に味噌汁の味がしみ込んでいて、本当に美味しい一杯です。
一方義母の味噌汁は忙しく働く私達の健康を考えた具沢山の味噌汁で深い愛情が詰まった一杯です。
崎山酒造廠が造る「薬膳美ら味噌」は、味噌が持つ歴史的な背景へ敬意と私が育った環境の中で培われてきた味噌に対する思いが詰まっています。
久しぶりの農作業に来た。
兄や妹や弟家族と我が家でピクニック気分ですごく楽しかった。
これは収穫だから楽しいけれど・・・
これを土づくりからやっている父や母は、趣味とは言え大変なことはよーくわかる。
4年前になりますが、
「田んぼからの泡盛づくり」という取り組みで
蔵の近くの田んぼを借りて米づくりが始まった。
まずは土づくり、これは泡盛を造る際に生まれるコメのとぎ汁を発酵させた肥料を使った。
イネづくり、田植え、大きくなり次第草とり作業、何しろ無農薬を掲げていたから、
草との格闘の日々。
今でこそ笑い話だが、田んぼの中でバランスが取れず、泥まみれ。
イネの苗と草との区別がつかないなど。
農業の大変さを社員みんなで知った取り組みだったと思う。
地元の農家のみなさんの協力が合って
やっと収穫までこぎつけたのは感謝に絶えない。
今でも美しい田園風景には違う意味で心が熱くなる。
御無沙汰です。
外は38度を超えて毎日暑い日が続いていますね。
さて、今日は例年やってくる旧盆の中日です。
昨日は御先祖様をお迎えするために、夕方5時には、玄関を広く開けてロウソクを焚いて、
お迎えを行いました。
その日は、ウンケージューシー(具だくさんの炊き込みご飯)を作ってお供えをします。
仏壇で焚かれる線香も沖縄では変わっていて、ヒラウコーという黒い平たい線香を焚いてお供えをします。
沖縄では普通にスーパーでも販売されています。
崎山家では中日のおやつはぜんざいです。
旧盆の3日間をこの世でのんびり過ごした御先祖様は、
3日間のお供え物に満足して頂いたかはさておき、
明日のウークイには、あの世に帰らなければなりません。
それは、仏壇の前に親戚家族が揃って楽しく宴会、食事を行った後、夜遅くに
御先祖様をお送りする最大のイベントがあります。
それは、「紙銭・ウチカビ」を鉄のボールで仏壇の前で焚いてあの世へのお土産を持って行ってもらうものです。
焚き終わった後は、玄関に取り分けたご馳走と共に出して、お別れをします。
おじい様、おばぁ様、お父様又来年お越しくださいませ。
合掌
明けましておめでとうございます。
中学の同期会は、みんなが忘れないように、オリンピックの年に行う事になっていて、
久しぶりに懐かしい面々にも会い楽しい時を過ごしました。
ところで昨年のオリンピックやスポーツ界、女子スポーツが強く目立っていましたね。
スポーツ界に限らずですが、確実に女性が元気だったと思いませんか?
社会の中で女性は決してやさしい環境に恵まれているわけではありません。
男性に比べるときびしい環境の中で、それを当然と思い、逆に自立しあきらめずに、依存せず頑張っています。
料理屋を切り盛りするTさんは、朝から晩まで、休む事もなく働いていますが、
「今日は疲れたわ」と言いながら、いつも明るく元気にパワフルです。
健康食品の会社を経営するRさんも、男性社員には負けないトップ営業マンでありながら
これまでの人間関係でかち得た説得力と大きな包容力のある方です。
単なる強さだけではない、やさしい中にあふれる粘り強さ。
この強さこそが女子力の源かもしれません。
さてさて、やはり同期会でも元気で色々な話が盛り上がったのも女子でした。
今年は私が崎山酒造廠の仕事を本格的に始めて10年目です。
集大成として、形として残せるもの、豊かな実りある年にしたい。
だからこそ、しなやかに、たくましく、あきらめずに粘り強く毎日を過ごそうと思っています。
皆様今年も心強い、叱咤激励よろしくお願いします。
今年もあっという間に一年が過ぎようとしています。
県外出張も多く、県内の営業活動に飛び待った一年でもありました。
多くの皆様に少しでも「崎山酒造廠」「松藤」「薬膳味噌」知って頂きましたら幸いです。
そんな私たちが酒蔵の造り手として、社員のみんなと真摯にモノづくりが出来ますのも
お客様のたくさんのご要望、喜ばれる(*^_^*)、言葉に支えられてのことです。
私も一緒に頑張っている社員に少しでもお返しができたらと始めた
週一回だけの女将まかない食堂です。
ですから、この経費だって会社から頂いているわけではありません。
実家の母が作った野菜やお客様から頂くお漬物やお米や野菜を見て
その日のメニューは直前に決まります。
もちろん蔵特製の薬膳味噌や塩麹はふんだんに使い、
若い人が多い職場ですから、肉類や魚も多く登場します。
今年は出張などが多く、なかなか毎週というわけにはいかなかったけれど・・・
社員の笑顔に勇気づけられながら、頑張りがいのある食堂です。
みんな笑顔で食卓を囲む事は、お互いのコミュニケーション場として、
良いチームワークの原動力であると思います。