沖縄の6月、目に青葉の頃
清々しい緑に夏の始まりを感じる季節です。
ところが、
猛烈な雨風を伴いながら、台風2号は
沖縄東海岸をなめるように通り過ぎました。
沖縄の山々や海沿いを走ると、目に飛び込んでくる木々の緑も
塩害で茶色に濁り、まるでちょっとした火事の後です。
最近では珍しくなった、停電も各地で頻発したようです。
夜の丁度台風の最中、実家の母に電話をすると
暗い中で、ロウソクをともしながら、父とふたりでご飯を食べているという。
「大丈夫?」と聞くと
「だいじょうぶさぁ~」
「東北の大震災を思えば、これくらいはなんでもないさぁ~」
家がちゃんとあって
家族で食事が出来る。
こんな幸せなことはないと言葉が続いた。
いつ起こるとも知れぬ大地震に比べたら、
台風の進路は、ある程度の想定が可能である。
美しい自然に癒されながらも、沖縄では常に台風の
自然災害の脅威に、対処するかのように、
コンクリートの住宅に変化してきた歴史があります。