土用の鰻

うるま市安慶名にある
寿司 やましろに行ってきました。

098-973-1988
うるま市みどり町4-6-3番地

店主の山城さんは年に一度だけ、
江戸前の鰻をお客さんに食べてもらいたくて、
寿司をお休みして、鰻デーを3日間だけ行っています。

山城さんは、銀座の有名な某寿司屋で修業を重ねてこられた
根っからのこだわりやさんです。仕事を深く愛していて、料理人として
本当に誇りをもって寿司を握っているのです。本当に美味しい。

「鰻、今年もやりますよ」の声掛けに
待ちかねていた私達です。

ふっくらとした江戸前の鰻は、箸でスーとちぎれるほど軟らかく、
繊細な味わいの優しいタレと合わさって、
本当に美味しかったです。

江戸前のうなぎと関西の鰻では焼き方がちがいます。

関東では、江戸に武士が多くいたせいもあって、腹裂きは「切腹」に通じると言って、縁起を担ぐ昔の人は嫌っていました。
それで、関東では背を割く割き方が広まったそうです。

それに、関東では、鰻を一旦、ふっくらと蒸してから本焼きします。
その時、鰻は軟らかいので、身の崩れるのを防ぐため、竹串を5本差します。

関西では、割いた生の鰻に2本の串でも簡単にひっくり返せるので2本で済みます。
又何度も焼くので、身が引き締まって味わいがしっかりしています。

どちらの食文化も素晴らしく、鰻には、ステーキにはない凛としたご馳走を感じます。