珍しく岡山県への出張があったので、
前々からずっと行きたいと思っていた岡山県倉敷市にある「平翠軒」に行ってきました。
観光客が訪れる場所、本町の静かな通りの中に、ひっそりと、そしてど~んとそこはありました。
小さな入り口からは想像も出来ないほど、店主森田さんが集められた商品が所狭しと、並べられています。
一歩づつ、手書きの商品説明を読みながら進んでいくと、自分が食べ物を販売している商店にいることを忘れさせます。
一枚一枚手書きのそれは愛情が込められていて、主張せずとも凛としています。
これとこれは酒の肴にとか、
これはパスタにかけるだけで絶品メニュー。
これでぜんざいを作るとおいしい、
これは夜中にオリンピックを見ながら食べてもヘルシーで旨いななど、
心の中で家族の団らんや家庭の空間を勝手に想像してしまいます。
美味しいものはどこにでもあるけれど、
体にやさしく、美味しいとなると、
なおさら、食の感性と共に五感に響いてきます。
倉敷という街並みと共に「平翠軒」の
ゆっくりと流れる時間の中で、
おいしいものを創造と共に満喫した時間でもありました。