女将ブログ

伊芸のコスモス祭り

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崎山酒造廠の泡盛蔵のある金武町伊芸は裏手の山々から流れる

豊かな水に恵まれ、沖縄本島ではあまり見られない稲作が盛んな地域だ。

四季折々の田園風景は本当に美しくきらきらと薄く水の張られた田んぼに

小さな苗が整然と並んだかと思うと、あっという間に緑色で埋め尽くされ、

金色の稲穂が実り輝き始める。

収穫後の土色には農家の方々の充実感がずっしりと漂う。

春先の田んぼはまるで女子会のように、一面とコスモスの花で

ピンクや赤が風に揺れグラデーションが美しく大勢の家族連れでにぎわいを見せる。

 

蔵人が泡盛への情熱を傾け、日々探求している姿、米の蒸しから麹造り、

仕込み、蒸留、熟成までを通して大切に造り上げていく光景も、

一年を通して日々変化する細やかな季節感に似ている。

全ては泡盛の旨さを最大限に引き出す取り組みだ。

 

私たちは地域の酒蔵として、身近な美しい自然と向き合い、

地域に暮らす人々とのより良い関係を高めていきたいと願う。

長年取り組んできた製造での電力の使用量や重油やCO2の削減を

含めた地域環境問題、米洗浄時のとぎ汁、蒸留かすなどの浄化対策は

重要課題として、効果的な方法に取り組みつつ常に気を配り、

これからも変わらずに信頼を積み重ねていかなければならない。

 

今年も春を祝うように咲き始めたコスモスが満開の時期を迎えました。

花畑をぜひ見に来てください。

2017 1 22 琉球新報 専務記事

琉球新報記事より

夏至南風

夏至をすぎ、沖縄は梅雨が明けて太陽が煌めいています。

日差しの強さも然る事ながら南風も吹き込み、小蔭で涼む日々です。

この南風をカーチーベー(夏至南風)と呼び、海も空も眩しい、夏の到来をつげます。 

稲穂

伊芸の地では、南風にたなびく稲穂が大地を鮮やかな緑色に染め上げています。

これから夏、本番。

賑やかに響いている蝉の声のように、元気いっぱいに過ごしてまいりたいものです。

うりずんの季節

沖縄伊芸は、大地に潤いが増してくる「うりずん」の季節になりました。

新芽が色鮮やかな恩納岳に、広がる青い海。

温かな日が続き、心地よい風にのって、

たくさんの鳥たちのさえずりが聞こえてきます。

春の訪れ

ささやかながら蔵を訪れてくれる人々を

花の彩りを添えておもてなし出来ればと、

私たちも春のお花を植えています。


今後もできるだけ皆様とお話しをしながら、

泡盛の歴史や文化、それぞれのお酒の美味しい飲み方なども

紹介していきたいと思っています。


酒造見学の後には古酒の試飲もできますので、

こちらもどうぞお楽しみになさってください。

幸運が訪れる花

今年我が家の庭先には沢山のサガリバナが咲いてます。

今年は雨が多く湿度が高い日々が続いていたせいでしょうか、
川沿いや湿地帯に群生するサガリバナには住心地の良い環境だったのでしょう。

藤の花のように垂れ下がって咲くので、通称サワフジと呼ばれ香りが広範囲にまで広がり、
夕方から夜半にかけて香水を振りまいたかのような香りが庭全体に立ち込めます。

サガリバナは夕方から夜中にかけて花が開いて、朝には散ってしまいますが、何故だか花言葉は『幸運が訪れる』

めったに観る事が出来ないからでしょうか。

夜中にひっそりと咲くなんて、ちょっぴり悲しい気もしますが、

人の目に触れることは少なくても一生懸命咲いてる花びらの一枚一枚が
可憐で愛おしくなります。

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旬の食材と泡盛を飲む会  松藤

那覇市安里にあります「ロイヤルオリオン」で毎月行われる
旬の食材と泡盛を楽しむ会・・・

6月25日の今回は松藤を飲んでいただく会です。
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35名の泡盛を愛するお客様に松藤の歴史、こだわりの造り、
薬膳味噌の原料からの話
新商品のスパークリング梅酒、松藤の熟成古酒を紹介しながらじっくりと飲んでいただく会です。

おいしいお料理と共に、松藤、素敵な皆様と・・・楽しかった。
少人数で座ってゆっくり・・・大きなパーティよりやっぱりいいですね。

食前酒:スパークリン梅酒 3種
食中酒:30度3年古酒
5年古酒や8年古酒など熟成古酒も香りが高く、久しぶりに古酒を堪能しました。
参加していただいたお客様にもすごく満足していただき本当にうれしかったです。
やっぱり古酒はいいですね。
ちなみに料理長には薬膳味噌を使ったお料理も特別に作っていただいたのです。
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1苦瓜とミミガーの薬膳味噌和え
2豚肉の中身・・薬膳味噌煮込み
3ナスの薬膳味噌田楽
4味噌汁
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その他のお料理もとてもおいしかったです。
 

久しぶりの畑

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久しぶりの農作業に来た。

兄や妹や弟家族と我が家でピクニック気分ですごく楽しかった。

これは収穫だから楽しいけれど・・・

これを土づくりからやっている父や母は、趣味とは言え大変なことはよーくわかる。

4年前になりますが、

「田んぼからの泡盛づくり」という取り組みで

蔵の近くの田んぼを借りて米づくりが始まった。

まずは土づくり、これは泡盛を造る際に生まれるコメのとぎ汁を発酵させた肥料を使った。

イネづくり、田植え、大きくなり次第草とり作業、何しろ無農薬を掲げていたから、

草との格闘の日々。

今でこそ笑い話だが、田んぼの中でバランスが取れず、泥まみれ。

イネの苗と草との区別がつかないなど。

農業の大変さを社員みんなで知った取り組みだったと思う。

地元の農家のみなさんの協力が合って

やっと収穫までこぎつけたのは感謝に絶えない。

今でも美しい田園風景には違う意味で心が熱くなる。

 

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沖縄旧盆・・・最大行事

御無沙汰です。

外は38度を超えて毎日暑い日が続いていますね。

さて、今日は例年やってくる旧盆の中日です。

昨日は御先祖様をお迎えするために、夕方5時には、玄関を広く開けてロウソクを焚いて、

お迎えを行いました。

その日は、ウンケージューシー(具だくさんの炊き込みご飯)を作ってお供えをします。

仏壇で焚かれる線香も沖縄では変わっていて、ヒラウコーという黒い平たい線香を焚いてお供えをします。

沖縄では普通にスーパーでも販売されています。

崎山家では中日のおやつはぜんざいです。

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旧盆の3日間をこの世でのんびり過ごした御先祖様は、

3日間のお供え物に満足して頂いたかはさておき、

明日のウークイには、あの世に帰らなければなりません。

それは、仏壇の前に親戚家族が揃って楽しく宴会、食事を行った後、夜遅くに

御先祖様をお送りする最大のイベントがあります。

それは、「紙銭・ウチカビ」を鉄のボールで仏壇の前で焚いてあの世へのお土産を持って行ってもらうものです。

焚き終わった後は、玄関に取り分けたご馳走と共に出して、お別れをします。

おじい様、おばぁ様、お父様又来年お越しくださいませ。

合掌

義母の思い

今日は崎山酒造廠3代目であった、義父、操の16年目の命日でした。

義母は日頃から、亡くなった祖父や祖母の命日にはかつて故人が大好きだったものを作りお供えをします。

今日は義父が大好きだったという沖縄のカマボコ、それも白を買い求めて厚めに盛りつけ、

「パパはこの白カマボコが好きで、私は黄色いカステラカマボコが好きなんだけど」

豚肉ラフテーは昨日から茹でて下準備をすませ、昆布や大根と甘辛に煮てます。

「ラフテーじょーぐー(大好き)だったから、たくさん入れようね」

デザートはこれまた、大好きだったというパイナップルを食べやすい形に切って・・・

「このパイナップルが大好きだったから、いつも切ってお皿に大盛りにしてあげて、

甘いから糖尿病になったのかね・・・・・」

お義父さん、お義母さんの思い届いてますか。

元気で過ごせるように見守ってて下さいね。

やがて83歳になる義母は週に1,2回は通う宜野座タラソのプールへ出かけて行きました。

東北への祈り・・・屋敷の御願(ウガン)の日に

東北地方関東沖地震が発生、大津波、福島原発問題とあれから1年となりましたが、

あらためて、被災されました多くの皆様に心からお見舞いを申し上げます。

また、犠牲になられました皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

やがてお彼岸入り、お彼岸の間には、わが社でも先祖の供養とお墓参りをしますが、

犠牲になられた皆様の供養も共に行い、松藤をお供えしたいと思います。

今日は沖縄だけの行事と思いますが、屋敷の神様に家族の健康と安全を感謝する祈願をしました。

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沖縄では屋敷の御願ウガンという行事があり、旧暦の2月と8月には、

住んでいる土地の神様へ感謝を込めて祈ります。

一年の感謝と、家族の健康と繁栄、安全を祈願するのです。

今日は「餅、果物、酒、米、線香」を準備し屋敷の四隅とヒヌカン(台所の神様)を拝みました。 

家族が日々の暮らしを営んでいる家・屋敷は、「ヤシチガミ」とよばれている神々に守られ、
浄められていると信じられているのです。

沖縄方言の口上はうまくいえないので、紙に書いて唱えました。

今年は特に気持が違います。

家族や社員が健康で無事でいること、みんなで誇りある仕事が出来ることに特別な思いで感謝いたしました。

私共を含めた多くの皆さまの東北への希望の祈りが皆さまに届きますように、

多くの困難な課題が収拾へと向かい早い復興を祈るばかりです。