女将ブログ

北海道からのお客様

北海道と沖縄と言えば距離にして2000キロ
寒暖の差20度。
実際に遠いし、ものすごく遠い気がしますが。

泡盛と沖縄料理 Aサインバー 
OKINAWA DINER 58

北海道札幌市中央区南3条西3丁目
プレイタウンふじ井ビル9階と5階

オーナーの石岡さま、皆さまがいらしてくださいました。

しかも今回で2度目の工場見学です。
2000キロは決して近くはないけれど、こんなに思いがあれば近くなるんだという思いの共通のある気がしています。

私たちが黒千石大豆と出合ったように、人と人の共通の思いが常に介在しているのでしょう。

沖縄も意外と寒いですね。とおっしゃっていらした石岡さん。
風邪などひかずに無事に帰られましたか?
有難うございました。
今度は私共が伺いますね。

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熟成 ① 祈りを込めて

例年のことですが、
年末から年始にかけて「松藤の」熟成具合の試飲会を行っていますが、
定期的に何度も行っていながら、
今年は大がかりなものになってしまっています。

まずは甕などに貯蔵しているものから
瓶貯蔵
ステンレスの貯蔵まで。
すべての貯蔵タンクからサンプルを採ったから大変です。

まず、全体で大掃除の後
甕の埃よけを変えて

神棚への心を込めて

一生懸命みんなで造ったものですから
よりおいしく熟成しますように。
合掌

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東京ビッグサイトにて

地方銀行フードセレクションへ行ってきました。
琉球銀行 大城勇夫頭取もご参加され、
沖縄の企業の販路拡大に向けた取り組みに琉球銀行挙げて頑張っておられました。

頭取のお言葉を借りると
数多くのバイヤーが全国から集まることで有益な情報交換が出来、
新しい事業展開への重要な場になることと思います。

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崎山酒造廠では、
女性向け泡盛 赤の松藤

和食に泡盛 盛岡の米で造った日本酒と泡盛のブレンドのような
優しい泡盛 夏美の夢

まるでブランデーで漬けたような深い味わい 沖縄黒糖梅酒

この3つの商品が人気が高く、うれしい反響でした.

来場下さった多くのバイヤーの皆様、企業の方々ありがとうございました。
お世話になりました。

中国へ行ってきました ③

さてさて、中国で泡盛に関する反応は?と言うと

それは、それは食事をしながら
大きな声でしゃべりまくり、
大いに食べる日常の中で
酒は欠かせない嗜好品です。

なにしろ、44度の粗濾過松藤の試飲に何度も返された言葉は

私の地方の酒に似ているでした。
それが、地方は?と聞きますと

それぞれが違う地方です。
ほとんどが、中国の北の方にありました。
しかも、旨いけど薄い。
つまり、度数が低いという答えが圧倒的です。

しかしながら、44度の粗濾過松藤は人気が高く、
何度も何度も試飲を繰り返す人が多かったことは、
私たちの喜びにもなりました。

寒い地方の中で飲まれているお酒は
蒸留酒で度数の高いお酒であるらしく
いろいろな中国酒を飲んでみたいと思いました。

環境と泡盛かしじぇーの関係

泡盛の製造は、米を大量に洗うことから始まります。
洗った米を蒸気で蒸しあげ、このコメを黒麹菌で麹米にしていくのです。

そして麹、水、酵母によって
やがてアルコールに仕込んだもろみを蒸留することで泡盛が出来上がります。

泡盛を蒸留した後には、大量にカシジェーが残ります。
昔はこのカシジェーをもらい、豚のえさにするために、

蒸留が終わる時間になると多くの人が工場の前に並んでいたそうです。

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このカシジェーも人気がなく豚のえさとしては使われなくなっていました。
それは、栄養価が高く、どろどろとした液体であるため、保存が利かないことが大きな要因でした。
外国から、小麦や大麦の粉が大量に安い飼料が入ってきたため、
もちろん外国産の粉ものは、保存性が高く、いつでも便利に使えたからです。

しかし、最近では、小麦が値上がりしてきたこと。
環境への付加を考慮した経済の方向性と
スローフードの考え方が深く浸透してきたこと、
先のリーマンショックの影響などが重なって、
飼料としてのカシジェーが見直されつつあります。

昔ながらの循環型の環境へ
自給自足につながる流れがここにもあります。

画像:http://www.copro.net/freephoto/ よりお借りいたしました。

誇りある造りの現場

沖縄県内には47の酒造所があるが、
酒造所の朝は早く夜遅くまで続く厳しい仕事ながら、
どの蔵の職人たちも、この歴史と伝統ある泡盛造りに誇りをもって働いている。

泡盛に欠かせない黒麹菌(くろこうじきん)は毎日の気温や湿度にも、微妙に変化し、
季節ごとの仕事も少しずつ変わるため、

職人は感性を研ぎ澄ましながら、麹造りや仕込みと向きあい、
自然に逆らわずに、愚直に仕事を続けることが要求される。

わが社代表の崎山も、高校卒業後、
全国の酒蔵の子弟が学ぶ東京農業大学で醸造学を専攻した。

卒業後も一旦着沖後、東京北区王子にあった醸造試験場で学んだ。
(現在は広島県西条市に移転)

沖縄へ戻り、意気揚々と泡盛造りの現場に入ったものの、
毎日が熟練したコウジサー(杜氏)に教わるばかりの日々だったと回顧する。

その時の挫折感こそが泡盛造りへの冷静な目を養い、戻るべき基本になっていると話す。

それは、ひたすら、実践と現場を見る力、感じる力を優先しながら
現場とのコミュニケーションを大事にしていることに表れている。

それがチームワークを大切にする崎山酒造廠のより良き社風につながっていると思う。

琉球の先人たちから受け継がれた伝統の造りにこだわりながらも、
若い職人たちとの現場は「探求心」に燃え、造りを進化させ続けている。

それは、とりもなおさず、代表の「失敗してもいいからやってみようよ」と話す
おおらかさと、柔軟に対応できる若い職人たちの現場が活気であふれているからである。

働く職人たちの一生懸命で丁寧な仕事が、旨(うま)い泡盛「松藤」を生み出している。

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琉球泡盛は約600年の歴史の中で、先人たちが常に「造りの現場」で創意工夫を凝らし、
日本最古で独自の蒸留酒文化を育(はぐく)んできた。
それは絶え間ない好奇心の中で実践の数々が形あるものになり、
誇りをもって愚直に継承されてきたからにほかならない。