※前回の日本酒度の測定方法のつづきです。
よろしければ「日本酒度①、②」から読んでみてください。
前回、「ふひょうけい」となるものが存在すると紹介させて頂きました。
そしてこれが!
これが「浮ひょう計(ふひょうけい)」という機器です。
アップにすると下はこんな感じで↓
丸く太っていて真ん中は空洞、
下の方には水銀が入っています。
上は細くなって目盛が。
この機器を使ってどうやって測定するかというと!
(こちらからは下手な絵で説明させて頂きます!)
まず前回同様測定したいろ液を120ml用意します。
これをメスシリンダーに入れて、15度まで冷やします。
(冷やし方は、冷蔵庫に入れたり、氷水で冷やしたり等)
15℃に冷やす理由としてあるのは、
測定時の温度によって日本酒度に差が出てしまうためだったり、
統一することで比較しやすいため
15℃で統一して量ります。
15℃になったろ液に浮ひょう計を優しく少し回転させて入れます。
するとどうでしょう!
目盛のところでプカプカと浮きます。
そして目盛の値を目で確認!
この時の値が、日本酒度数です。
この浮ひょう計…
清酒メータのボタンひとつで後は待つだけ!
に比べたら、、、たっ大変…!
世の中とともに醸造の世界もハイテクになったんだなー
と感じる分析方法です。